剣道講座
其の三
剣道具について

剣道の試合に必要となる道具は『竹刀』、『胴着』、『袴』、『防具』の4つ。現代で使われている竹刀は『割り竹刀』と呼ばれ、江戸時代に入って現在の形になった。竹刀の材質は字の通り基本的に竹だが、近年はカーボン製の竹刀もある。カーボン製のものは相手に与えるダメージが大きい。岩佐の言う通り、これで小手を叩かれるととんでもない痛みが走る。
胴着と袴は藍染めが主流で、防具を着用する際は必ずこの2つを着用する。防具は『面』、『胴』、『小手』、『垂れ』の総称で、明治時代にはほぼ同じものが完成していた。それぞれ頭部、上半身、腕部、下半身を保護する役割を持っている。なお、面をかぶる際、手ぬぐいやタオルを頭に巻く光景をよく見るが、これは頭髪の脂や汗による面の劣化を防ぐためだ。


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