剣道講座
其の二(2)
決まり手について(1)(基礎編)

以前紹介したように、一本は決められた部位を正確に打突することで初めて認められる。打突部位は頭部の『右面』、『左面』、『正面』、わき腹の『右胴』、『左胴』、腕部の『右小手』、喉付近にある『喉垂れ』の七ヶ所。
この他にも、相手が上段に構えている場合のみ『左小手』が有効となる。また、喉垂れを狙う場合は竹刀の先で相手の喉の近くを突く必要があるので、かなりの危険を伴う。そのため、小中学生の試合では原則的に喉垂れを突くことは禁止されている。珠姫が父親から高校生になるまで突きを封印されていた理由には、破壊力の他にもこうした背景が関係しているのだろう。


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