剣道講座
其の十四
打ち込み人形について
激しい打ち込みであえなく散った虎侍の人形。実際の練習でも打ち込み練習の際、『打ち込み台』と呼ばれる人形が用いられることがある。これは練習相手が少ない道場や、個人で練習したい人が使用することが多い。
その種類は、木材を組み合わせたものに剣道着を着せたカカシのようなものから、鉄製のフレームで構成され、竹刀まで持たせられるものまで様々。値段もピンキリで、前者は廃材を使えばほぼタダで製作できる。後者のような凝ったものは5万〜7万円が一般的な相場のようだ。
ただ、打ち込み台を使った練習は、基礎を身に着けてからが望ましい。下手をすると、変なクセが付いてしまう危険性もあるからだ。やはり、適した“間合い"、“呼吸"、“体さばき"などを無意識で行ってくれる人間の方が練習相手としては最適なのだ。
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