剣道講座
其の一
勝負の決まり方(一本の取り方)
剣道における『一本』とは、相手の打突部位を正確に打突したことを指す。打突部位とは大まかに分けて『面』、『胴』、『小手』のほか、喉付近に当たる『喉垂れ』の計4ヶ所。打つ際は竹刀の剣先と革の帯の間にある『物打』という部位で打ち、なおかつ竹刀の裏側に張ってある『弦』が相手に対して向いていないことが一本の条件となる。
しかし、以上の条件を満たしても、打突後に相手の攻撃に備えて中段に構える『残心』を怠った場合や、主審1人と副審2人のうち2人がその打突を有効と認めなかった場合、一本にはならない。このほかにも場外に出る、竹刀を落とすといった反則を2回犯すと相手側に一本が与えられる。最終的に、3本勝負のうち2本を先取した方が勝利となる。
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